交通事故により記憶と家族を失った 夜刀司 繊砂(やとうじ せんさ)は、決まって同じ夢をみるようになっていた。
――見た事のないバケモノの屍で埋め尽くされている、荒涼とした大地――
――自分にそっくりの少年と、その腕に抱えられた瀕死の少女――
――程なく少女は息絶え……少年は手にした日本刀を抜き、現れたバケモノに向かっていく――
――そして――
夢はいつも唐突に終わる。結末が切り取られたフィルムのように――
この夢が……やがて失われた記憶と結びつき、平穏な日常――学生生活――との永別になるなど、夜刀司 繊砂は思いもしなかった……
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| 月を背負うモノ〜聖魔剣刀奇譚(上)〜 | 月を背負うモノ〜聖魔剣刀奇譚(下)〜 |
本文約150P+挿絵5P=全155P |
本文約130P+挿絵8P=全140P |